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感覚・知覚 閾値 

閾値

感覚・知覚とは我々が外界からの刺激を手がかりに何かを「感じる」過程である。
心理学では、外界からの情報を我々生体がいかに処理するのかを扱う。その情報は我々が持つ各感覚器によって処理されているため、心理学を学ぶ上で感覚器の生理学的基礎を押さえておく必要がある。

当然のことながら我々の持つ感覚器は、外界の情報のすべてを処理しているわけではない。各感覚器はその感覚器に適した刺激を選択的に処理している。例えば、目は「光」を、耳は「振動」を、といった具合にである。
このような刺激を適刺激という。
適刺激

 適刺激とは、感覚器が選択的に受容する刺激である。各感覚器はその感覚器に適した刺激を受信した時、正常に機能し、我々に外界の情報を知覚させる。例えば、視覚は380~780mmの範囲の電磁波(光)が、聴覚は20Hz~20KHzの範囲の空気圧の変化(振動)が、それぞれの感覚器の適刺激だとされている。

 とは言え、我々は「光」以外の刺激であっても不適切ながら明るさを知覚することができる。例えば、眼球を軽く圧迫してもまぶたの裏に光を知覚することができるのである。
このように適刺激以外で不適切なかたちながら感覚を生じさせる刺激を不適刺激という。

また、我々が知覚する際には一定レベル以上の刺激量が必要になってくる。そのような刺激量のことを閾値という。
感覚の生じやすさはこの閾値の概念を用いて「閾値が低い、閾値が高い」といった言われ方をする。閾値が低いとは感覚が生じやすいことを意味している。閾値をハードルのようなものだと考えるとわかりやすいかもしれない。ハードルは低ければ低いほど飛び越えやすい。同様に感覚が生じやすいということは、それだけ閾値が低かったということを意味する。
 
閾値に関しては覚えておくべきことが3つある。それは刺激閾絶対閾)・弁別閾刺激頂である。 
刺激閾
 
 刺激閾とは人が50%の確率で知覚することができる最小の刺激の強さである。我々は常に一定の状態でいるわけではないので、絶えず感覚器の敏感さは変化するため、50%の確率をもって刺激閾としている。

弁別閾

 弁別閾とは刺激感の差異を識別できる最小の値である。弁別閾を研究しいたウェーバーによれば、弁別閾の比は一定であると考えられている。例えば右手に100gの重りを置き、左手に105gの重りを置いた時初めて重さの差異を知覚したとすると、200gの重りとの差異を初めて知覚できるのは210gということになる。この法則をウェーバーの法則という。

ウェーバーの法則
 弁別閾は固定されたものではなく、基準となる刺激に比例するという法則。
フェヒナーの法則
 フェヒナーがウェーバーの法則を基に提唱した法則。感覚量は刺激量の対数に比例する、というもの。 E(感覚量)=KlogI(刺激量の対数)+cであらわされる。

刺激頂

 刺激頂とは、感覚を生じる最高レベルの刺激量の限界値である。刺激頂を超える刺激はもはや正常な感覚ではなく、痛みを感じさせる。もし、大きな音を聞いた時、明瞭なメロディではなく、耳の奥に痛みを感じたならば、その音は刺激頂を超えるほどの刺激である可能性がある。


フェヒナーは精神物理学の創始者でもある。
精神物理学とは身体と精神との関係に関する精密理論であり、物質世界と精神世界との関連の解明を目指す立場である。
精神物理学の中で用いられていた研究方法は現代でも閾値を測定する方法として調整法極限法恒常法などとして応用されている。

調整法
 被験者自身が比較刺激を変化させ標準刺激と主観的に等しく感じられるところまで調節させる方法。
極限法
 実験者が比較刺激を変化させていき、被験者に標準刺激と等しくなったと思われるところを判断させる方法。
恒常法
 あらかじめ刺激強度が変化するポイントを決めておく。そして、刺激強度をランダムに変化させ、各ポイントに対する被験者の反応の出現率を算出する。その際、最小2乗法が用いられ、被験者が50%の確率で反応する強度を探る。

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カテゴリ: [心理学]基礎心理学

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