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社会的認知 ステレオタイプ 

ステレオタイプ

我々は社会的事象を常に客観的な視点からとらえているわけでは必ずしもない。往々にして、何らかの判断基準に基づく自動的な処理がそこには関わっている。
このように自動的なカテゴリー的判断がなされる際に我々が用いている信念をステレオタイプという。

ステレオタイプ
 
 ステレオタイプとは、ある特定のカテゴリーに含まれる人々に対して自動的に当てはめて考えてしまう信念のことである。例えば、「女性は機械に弱い」「男性は浮気をする」などといったように、特定のカテゴリーを十把一絡げに扱ってしまうのはこのステレオタイプの働きであると考えられる。ステレオタイプは実態とは異なる判断がなされやすいので、特定のカテゴリー集団に対する偏見差別につながりやすい。しかしそれと同時に、複雑で流動的な世界を効率よく処理し、適応的に行動するために不可欠なものでもある。


ステレオタイプと偏見、差別はいずれもあるカテゴリー集団に対する態度を示している点で共通している。
しかし、ステレオタイプが「過度に一般化された認知」であるのに対して、偏見は「ステレオタイプに基づく否定的な感情」であり、差別が「ステレオタイプに基づいて、あるカテゴリー集団に対して行われる否定的行動」である点で異なる。

このようなステレオタイプの存在を常に意識しておくことは臨床家にとっても非常に重要である。
意識していないと、クライエントを主観的に何の根拠もないジャッジメントによってカテゴリー分けしてしまい、診断ともアセスメントとも程遠い判断をしてクライエントの福祉の権利を侵害することも生じうるからである。たとえ、それが主観的には善意に基づくものであったとしても、である。

このような点に自覚的になるためにもトラウマの現実に向き合う―ジャッジメントを手放すということは必読である。
本書は題名の通りトラウマ関連の病気を抱えた人(およびその支援者)とのかかわり方に焦点を当てて書かれたものではあるが、まさにステレオタイプに人を判断することの危険性を指南した書であるからである。
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カテゴリ: [心理学]社会心理学

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