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知能検査 K-ABC 

K-ABC
 
K-ABCとは、Kaufman Assessment Battery for Childrenのことであり、カウフマン夫妻によって開発された幼児・児童向けの個別式心理教育アセスメントの総合的なバッテリーである。

日本版K-ABCは、松原達哉、前川久男、藤田和弘、石隅利紀らによって標準化が行われた。対象年齢は2歳6ヶ月から12歳6ヶ月までとなっており、実施時間は2歳6ヶ月で約30分、6歳以上で約60分である。


K-ABCの評価尺度は大きく心理尺度である①認知処理過程尺度と、教育尺度である②習得度尺度とから構成される。


①認知処理過程尺度

認知処理過程尺度は、継次処理尺度同時処理尺度から構成される。

◆継次処理
順序立てて理解する能力。聴覚的情報を手がかりとすることがある。部分から全体へ向かう処理。
例えば、今朝食べたものを思い出す時、食べたものの順番にそって思いだす場合、継次的な処理をしていると考えられる。
もしご自身が継次処理を得意とするとお考えなら、繰り返し繰り返し参考書なり本ブログなりを音読なさりながら勉強することをオススメする。

◆同時処理
視覚的な手がかりをもとに全体を理解する能力。全体から部分へ向かう処理。
例えば、今朝食べたものを思い出す時、食卓に並んだ献立を映像的に思いだす場合、同時的な処理をしていると考えられる。
もしご自身が同時処理を得意とするとお考えなら、目に焼きつくほど繰り返し繰り返し参考書なり本ブログなりを読みかえして勉強することをオススメする。


継次処理尺度は「手の動作」「数唱」「語の配列」の3つの下位尺度からなり、同時処理尺度は「魔法の窓」「顔探し」「絵の統合」「模様の構成」「視覚類推」「位置探し」の6つの下位尺度からなる。

なお、これら認知処理過程尺度には例題とティーチングアイテムが設定されており、実際の課題に入る前に練習が行えるように考慮されている。
これは子どもが課題の意図を理解していなかったために、課題をこなす事が出来ず、正確な認知処理過程が反映されないことを防ぐためである。制限時間は設けられていない。


②習得度尺度

習得度尺度は「算数」「なぞなぞ」「言葉の読み」「表現の要求」「文の理解」の5つの下位尺度からなる。

以上を図式化すると以下のようになる(図1)。

abc.jpg

このように、K-ABCでは、子どもの認知処理過程が同時処理か継時処理かを診断することを目的としている。そのことによって、得意な認知処理スタイルを生かした指導へ役立てることが目指されるのである。

実施するに先だって、検査者は子供に対し「喉は乾いていないか。空腹ではないか。疲れていないか。トイレは済ませたか」など必ず確認し、子供の名前をたびたび呼び、安心させるよう心がける必要がある。

なお、K-ABCはイーゼル(問題掲示板)の使用により、マニュアルなしで簡単に実施できるという特徴がある。

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カテゴリ: [心理学]心理検査学

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2011/07/03 19:48 * 編集 *

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