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心理検査に求められるもの 信頼性 

信頼性  

信頼性とは、繰り返しテストした際に一致する程度を示す指標である。
信頼性の測定する方法として、再テスト法平行代替テスト法折半法があげられる。


① 再テスト法

同じテストを数回実施して、結果が一致するかを調べる方法。
簡単に実施できる点が長所だが、記憶や学習の効果がでやすい点が短所である。

 
② 平行(代替)テスト法

同じ性質(難度が同じなど)のテストを実施する方法。
学習や記憶の影響がない点が長所だが、平行テストそのものを作るのが困難な点が短所である。


③ 折半法

1つのテストを2つ以上に分けて、そこでの一致率をみる方法。例えば、10問ある検査の場合、1~5、6~10に分けてその一致率をみる。
1回テストを実施すれば済む点が長所だが、折半する方法を吟味する必要がある点が短所である。「1~5、6~10」ではなく、「奇数・偶数」で分けるべきだったかもしれない、など。

このように、折半法は折半する方法を吟味しなければならないという短所があるため、可能な折半法をすべて実施し、その平均値で信頼性の指標を示すα係数を算出することが多い。



なお、信頼性には、①同一個人に同一の条件で同一のテストを行った場合、同一の結果が出るかどうかという安定性と、②同一個人が同じような(同一の、ではない)質問に対して、同じような答えをするかという内部一貫性とがあるが、再テスト法と平行(代替)テスト法は安定性を、折半法は内部一貫性を追求する指標である。




ここで理解の確認を行いたいと思う。

「身長を測りたい」という意図を持ち、それを満たす目的で「体重計に乗る」という行為を行った場合、この「体重計」に信頼性はあるだろうか?妥当性はあるだろうか?
なお、この人物は、暴飲暴食をしたこともなければ、今後することもないと仮定する。また、体重計も壊れていないと仮定する。



さあ、どうであろうか。



この場合、体重計に同じ人物が乗れば、同じ体重を示すと考えられるので、「繰り返し実施しても、同じ結果がでる程度」である信頼性は高い。

一方、身長を測定するのに体重計はふさわしい道具ではないので、「測定したいものを測定できている程度」である妥当性は低い。

・・・わかりましたでしょうか?
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カテゴリ: [心理学]心理検査学

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