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研究法 単一被験体法(少数事例法) 

単一被験体法(少数事例法)

単一被験体法とは、一人の被験者を対象に行う実験法であり、ABAデザインが有名である。
ABAデザインではベースライン(A)→ 処遇(B)→ベースライン(A)といったように処遇を行う前後のデータを測定する。
そして、処遇を導入した期間だけある特定の変化が生じれば、それは処遇による影響であると判断することが出来るのである(図1)。
ABAデザイン

このデザインは、学習の効果を生じるものには適応できない。例えば、処遇期で「自転車の乗り方を教える」ということを行った場合、二回目のベースライン期で自転車の乗り方を忘却することは不可能であるため、このABAデザインは適用することはできない。

また、何かの治療を行うときもこのデザインでは、不適切である。例えば、処遇期で何らかの治療を行い、効果が見られたものを二回目のベースライン期で取り除くと言うのは非倫理的な行為であり許されない。

以上の問題点を解消するため、ABデザインを複数の標的行動(行動間多重ベースラインデザイン)、複数の場面(刺激場面間多層ベースラインデザイン)、あるいは複数の被験体(被験者間多層ベースラインデザイン)で実施し、操作導入による独立変数の効果を判定する方法がとられることもある。
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カテゴリ: [心理統計学・研究法]研究法

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