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自己心理学 コフート 

コフート

コフートは、自己心理学の創始者である。
フロイトが自己愛を否定的なものとして解釈していたのに対し、コフートは自己愛を肯定的なものと捉え、健全な自己愛の発達を目指し自己心理学を創始した。このようなコフートの考えは、自己愛論として知られている。
自己愛論
 
 自己愛論とは、コフートによって提唱された、自己愛に関する理論である。コフートによれば、子供は幼児期に親(もしくはそれに代わる養育者)を自己対象(その存在や活動がなくてはならない、自己の一部として体験される対象)として体験している。その後2~4歳にかけて、自己対象からの共感的な反応を通して自己対象に愛される自己を求める野心誇大自己)ができ(※共感的な反応をする対象を鏡自己対象という)、4~6歳にかけて両親を見本とした自己の理想理想化された両親のイマーゴ)ができる(※理想化の対象を理想化自己対象という)。野心と理想の2つを合わせて中核自己という。この時、自己対象と中核自己の適切な相互作用が行われることによって自己対象が変容性内在化(食べ物を消化し、吸収し、血肉化するように、自己対象を取り込んでいくこと)され、健全な自己愛が発達する。

自己愛論を根拠にコフートは、自己愛性パーソナリティ障害の発生機序を共感の概念から捉えた。
つまり、コフートによると、自己愛性パーソナリティ障害は、共感的な反応が得られなかったために、自己対象と中核自己の関係が歪むことにより生じると考えたのである。
したがって、治療者は自己対象のように共感的に反応し、自己対象転移(セラピストを自己対象として体験した結果生じる転移。自己愛転移ともいう)を生じさせ、転移による退行を促し、セラピストが鏡や理想化の役割を担うことによって遅まきながら幼児期に必要だった共感性を体験させることによって治療を行っていく。

しかし、コフートは晩年、セラピストが鏡自己対象や理想化自己対象を引き受けても自己愛を満たすことが出来ないクライエントもいると考えるようになり、新たに双子自己対象という概念を想定するにいたった。
双子自己対象とは、自分と似つかわしい対象としての自己対象のことである。
したがって、双子自己対象転移をむけてくるクライエントには「あなたと私は同列に立つ同じ人間なんだ」といったスタンスで共感性を示していくこととなる。
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カテゴリ: [心理学]臨床心理学

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