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スキーマ療法入門 


スキーマ療法入門 理論と事例で学ぶスキーマ療法の基礎と応用スキーマ療法入門 理論と事例で学ぶスキーマ療法の基礎と応用
(2013/08/28)
伊藤 絵美、津高 京子 他

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オススメ度 ★★★★★

本書は伊藤絵美先生達が日々の実践上で培った知見を踏まえながら述べられた、
スキーマ療法へ繋がっていくためのステップとなるものである。

スキーマ療法についてコンパクトにまとめられているし、伊藤絵美先生の図書を他書で読んだことのある読者には、伊藤絵美先生オリジナルのCBTで使用されるツールに近似したスキーマ療法用のツールも挙げられているので、非常になじみやすくスキーマ療法に触れることが出来ると思われる。

副題に「理論と事例」とある通り、スキーマ療法を用いた事例も3ケース挙げられている。
それぞれのケースは当然全く概要が異なるのであるが、しかし、そこに共通するのは、クライエントの「生きにくさ」であろうと思われる。まさに、スキーマがその人の行動・認知・感情・身体反応を知らず知らずのうちに方向付け、それによって苦しめられていたのである。

しかし、そういったクライエントがスキーマ療法に出会うことで、今までの人生を丹念に(それは非常に辛く、途方もないことではあるのであるが)、劇的な感情にまで向かい合いながら当時の記憶遡っていき、少しずつ生きづらさのわけを覚知していく。まさに人生の縮図を浮き彫りにしていく作業である。

このようなクライエント・セラピスト双方が血のにじむような作業のあと、同じく血のにじむような思いをしながら、人生の立て直し作業に全身全霊をこめて従事していく。
そのことを通じて、クライエントが『ハッピースキーマ』を手に入れ、今まであったシコリ(それは完全には拭いされないけれども)を取り除いていくことで、「自分らしさ」を手に入れていく。


このような作業は並大抵の覚悟で行うことなど決してできない。この覚悟を支えているのは、セラピストの思いやりと、クライエントの力の相乗効果なのだと思う。本書の事例を読んでいると、その相乗効果に胸を打たれる。


私は本書を読んで、彼女らのようなセラピストになりたいと思ったし、自分も臨床心理学に関わる仕事が出来ていることを大変嬉しく誇りに思えた。





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カテゴリ: [心理系オススメ図書]臨床心理学

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