カウンセリングの話
新版 カウンセリングの話 (朝日選書) (2004/01/12) 平木 典子 商品詳細を見る |
オススメ度 ★★★★★
「カウンセリングの話」とあるが、カウンセリング論だけでなく、近接概念(コンサルテーションやケースワークなど)や心理療法における各技術論(精神分析や交流分析、コミュニティ・アプローチなど)、カウンセラーとしての資質、そして各領域(教育や産業など)におけるカウンセリングの在り方といったように、非常に多岐にわたる内容である。下手な臨床心理学の教科書よりもきれいにまとまっている。
管理人はバスケットボールをやっていたので、カウンセリングをそれに例えていたのは、例として非常に分かりやすかった。
「カウンセラーとクライエントとは、双方とも前進しているから、ボールをうまく相手に渡そうと思ったら、ボールは相手よりも少し前方に投げなけらばならない」
「カウンセラーはどこに返されてもある程度受け止めなくてはならないという任務をもっているから、訓練がいる」
分量は多くないので、電車移動中など少し余裕のあるときにでも読まれるとよいかと思う。
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カテゴリ: [心理系オススメ図書]心理療法・カウンセリング