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記憶 保持の種類(長期記憶) 

保持の種類(長期記憶)

長期記憶

 長期記憶とは、保持時間は半永久的であり、保持容量は無限だと考えられている記憶である。短期記憶の情報の中で精緻化リハーサルされた情報が転送されてくる。長期記憶いは大きく宣言的記憶手続き的記憶の2種に分類して考えることが可能である。まず、宣言的記憶とは、想起の際、言語報告が容易に行われるものである。タルヴィングによれば、宣言的記憶はさらに意味記憶エピソード記憶とに分類される。意味記憶は、知識に関する記憶であり、例えば、「精神分析の創始者はフロイトである」といった類のものである。一方、エピソード記憶は時系列にかかわる記憶であり、例えば、「昨日の夜は餃子を食べた」などといった類の記憶である。なお、エピソード記憶は自分自身に関する記憶である自伝的記憶や、将来の出来事(予定)に関する展望的記憶、大きな社会的事件の時に自分が何をしていたのかに関する記憶であるフラッシュバルブ記憶などが含まれる。次に、手続き的記憶とは、作業に関する記憶である。例えば、車や自転車の乗り方などがそうである。車などの乗り方は一度獲得するとしばらく乗る機会がなくとも比較的容易に乗ることが出来る。手続き的記憶は古典的条件付技能学習プライミング知覚運動学習に細分類出来る。

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カテゴリ: [心理学]基礎心理学

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