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感情 感情と行動 

感情と行動

興奮転移理論にあるように、感情は時として反社会的な行動を助長する厄介なものとしてあらわれることがある。だが、同時に我々は感情があるおかげで迅速に合理的な行動の選択をすることが可能となっている。そのことを説明する理論がソマッティック・マーカー説である。
ソマッティック・マーカー説

 ソマッティック・マーカー説とは、感情をマーカーとして機能させているおかげで、迅速に合理的・適応的な行動が行えているとする理論である。ダマシオによって提唱された。ダマシオはフィニアス・ゲージ事件をきっかけに研究を開始した。フィニアス・ゲージ事件とは、仕事中に誤ってフィニアスが前頭葉を損傷した事故のことである。フィニアスは事件前は温厚な性格であった。しかし、事故後、知能に低下は見られない、つまり、考える力はあるにもかかわらず、乱暴な行動が目立つようになった。前頭葉は感情をつかさどる部位であることから、ダマシオは前頭葉に損傷を受けることで、感情とその感情を鎮静するための行動とのマーカーが失われたために、フィニアスは適当な行動をとれなくなったと考えたのである。

我々が朝起きて自然と歯を磨くのは、「口の中が気持ち悪い」という感情を鎮静させるためなのかもしれない。
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カテゴリ: [心理学]基礎心理学

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