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態度 態度変容 

態度変容

態度とはある対象に対する一貫した一定の反応傾向のことであり、感情認知行動への準備傾向の三要素を含んでいる。
一般に、態度は説得力を持った説明を受けると変容しやすい。しかし、時間という要因が加わると、必ずしもそうではないことが知られている。そのことを示したのがスリーパー効果である。
スリーパー効果
 
 スリーパー効果とは、態度変容に関する現象の一つである。我々は一般に説得力を持たない説明をうけて態度が変容することはそう多く無い。しかし、信憑性の乏しい情報源からの情報でも、時間の経過とともにその情報の信憑性が高まったかのように知覚され、態度変容が起こることがある。この現象をスリーパー効果という。これは、誰から、どこからの情報かを忘れてしまい、情報とその情報源が分離するために生じると考えられている(分離仮説)。例えば、喫煙者に「タバコをやめた方がよい」と言われても説得力がないが、誰から言われたのかを忘れると「タバコをやめた方がよい」という情報が説得力を持ちだし、実際に禁煙をする、といったものである。

また、当たり前のことについて我々は「自明の理」として認識しているため、意外と自明の理を覆すかのような情報に態度を変容させられやすい。そのことを接種理論は雄弁に物語っている。
接種理論

 接種理論とは、マクガイアーによって提唱された説得への抵抗力の付け方に関する理論である。接種理論では自明の理に反対する意見には説得され態度変容しやすいことが示されている。マクガイアーは自明の理を肯定する情報のみを与えた群(支持的防衛群)と自明の理に反論し、さらにそれを反論した情報を与えた群(反駁的防衛群)とでは、後者の群の方が、その後自明の理に反論する情報が与えられても態度変容は起きにくいことを明らかにした。これは反駁的防衛群では自明の理に反論する情報に対して「免疫」がついたためだと考えられる。

では、態度変容はどういった過程をたどり行われていくのだろうか。態度変容の過程をモデル化した理論として精緻化可能性モデルがある。
精緻化可能性モデル

 精緻化可能性モデルとは、態度変容の過程をモデル化した理論である。ぺティカシオッポにより提唱された。精緻化可能性モデルでは、能力動機づけの二つがあるかないかで、中心ルートを通った態度変容をするか周辺ルートを通った態度変容をするかを想定する。能力と動機づけのいずれも備わった状態では中心ルートをたどった態度変容がなされ、その態度は強固なものとなる。一方、能力と動機づけのいずれか一つでも欠けていると周辺的手がかりを基に、周辺ルートをたどった態度変容がなされる。周辺的手がかりとは、説得相手の魅力や論点の多さなどであり、論旨とは直接関係ない情報のことである。そのため、当然、周辺ルートをたどった態度変容は表面的なものに終始しやすい。

精緻化可能性モデルの観点から考えれば、「詐欺に引っ掛かるのは、能力が欠けていたからだ」ということになる。実際、民法では詐欺被害の場合、その意思表示の取り消しは善意の第三者に対抗することできない。民法では「だまされる方にも非がある」と考えているからである。
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カテゴリ: [心理学]社会心理学

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