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社会心理学 社会心理学とは何か 

社会心理学とは何か 

社会心理学とは、個人とその社会的文脈との間の相互的な影響を科学的に研究する応用心理学の一分野である。

人は社会的動物である以上、社会的文脈の中で理解しないことには生きた人間像は理解できない。
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集団 内集団/外集団  

内集団/外集団 

社会心理学でいう「社会」の最小単位は「集団」である。
集団は二人以上の人の集まりによって構成される。

社会心理学では集団を大きく内集団外集団に分類する。

内集団

 内集団とは、自身が所属している集団のことである。サムナーによって提唱された。内集団に対しては肯定的な印象を持ちやすい(内集団びいき)ことが知られている。内集団びいきは、特に意味のない偶然の基準で振り分けられた集団(最小条件集団)でも生じる。また、内集団の構成員をそれぞれ個性を持った多様な者の集まりだと考える傾向があることも知られている。

外集団

 外集団とは、自身が所属していない集団のことである。サムナーによって提唱された。自身が所属している集団に対しては内集団びいきが生じる一方、外集団に対しては、その構成員が同種の集まりだと考える傾向(外集団均質化効果)が生じる。また、外集団に対しては敵対的な感情を抱きやすいことが知られている。

内集団・外集団にはこのような特徴的差異があるため、両集団間が接触する際には摩擦が生じやすい。
特に、二つ以上の集団が存在し、他集団が自集団の目標遂行の妨げとなる時に生じる葛藤を集団間葛藤という。

シェリフサマーキャンプ実験の中で集団間の葛藤の生成過程とその解消法を明らかにした。

サマーキャンプ実験

 サマーキャンプ実験とは、集団間葛藤の生成過程とその解消法を明らかにした実験である。実験は三段階に分けられる。はじめの第一段階では、二つの集団に参加者を分類する(集団形成期)。次の第二段階では、集団対抗形式の種々の競技を行わせる(集団間対抗期)。この時期に他集団への敵対的感情が生起される。そして第三段階で、両集団が協力し合わなければ解決しない課題(上位課)を与える(葛藤解消期)。すると内・外集団といった境界が不明確化し、一つの大集団として機能し始めるため、葛藤が克服されることがわかった。

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集団 準拠集団 

準拠集団

集団は内集団・外集団という概念以外に準拠集団という概念がある。
準拠集団

 準拠集団とは、自身が自身の態度・判断・行動の基準としている集団のことである。マートンによって提唱された。準拠集団は内集団とは異なり、必ずしも実際に自身が所属している集団とは限らない。また、実際には存在しない集団が準拠集団となることもある。

準拠集団は実際に所属している集団とは限らない。
現時点では所属していない集団でも、将来自分が参加するだろう集団を準拠集団とすることもある。
また、そのような集団の価値や規範を前持って取り入れたり、将来自分がつくと予想される地位や役割に関して先取りして学んだりすることがある。このことをマートンは予期的社会化と呼んだ。

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集団 意思決定 

意思決定

集団におけるメリットの一つは構成員間でのコミュニケーションが円滑に進むことと言えよう。
そのコミュニケーションは何らかの決断、つまり意思決定をする際にも行われるが、はたして集団内で行われる意思決定は個人で行うそれと比べて優れたものとなるのであろうか。

日本では「三人寄れば文殊の知恵」との諺があるくらいであり、集団でおこなわれる意思決定に比較的肯定的であるといえる。
しかし、こと社会心理学の文脈では集団で行われる意思決定の有益性には懐疑的な立場を取る。それを裏付ける概念が集団思考集団極性化現象である。
集団思考
 
 集団思考とは、集団で行われる意思決定は個人のそれよりも質・量ともに劣るというジャニスによって提唱された概念である。その理由として、皆同様の意見を持っているだろうとする満場一致の幻想、何とかなるだろうとする過度の楽観主義、今まで掛けてきた時間や手間(サンクコスト)を決定が固まりつつある段階で反故にすることへのためらいなどが挙げられている。

集団極性化現象

 集団極性化現象とは、集団での意思決定は個人のそれよりも極端になりやすい傾向のことである。その方向性にはリスキーシフトコーシャスシフトの二種類ある。リスキーシフトとは、集団での意思決定が危険性の高いものへなっていく傾向のことである。一方、コーシャスシフトとは、集団での意思決定が慎重すぎるものへなっていく傾向のことである。集団極性現象が生じる理由として、同調、当初の意見の強化・補強、優秀さの誇示(極端な意見をはじめに言うことによって有意な立場に立ちやすくなる)などが挙げられている。  

同調
斉一性への圧力が高まることにより、集団内の大多数の意見、態度、行動の影響を受け、それに近い方へ変容すること。アッシュによる研究が有名。規範的影響情報的影響により生じると考えられている。

規範的影響
周囲の状況に適合しようとする(嫌われたくない)

情報的影響
正しい判断をすべく、他者からの情報を判断基準にする(間違えたくない)

なお、同調では大多数からの影響を扱っているが、少数派からの影響を扱った研究もある。それがブルー・グリーンパラダイムである。
ブルー・グリーンパラダイム

 ブルー・グリーンパラダイムとは、モスコビッチによりなされた少数派からの影響をしめした先駆的実験である。実験では、スライドを提示し、その色が何色に見えるかを回答させるという手続きを取った。実際に用いたスライドの色は「青色」であったので「青色」と答えるのが正答である。しかし、二名のサクラに一貫して「緑色」と答えさせると、他の参加者の約32%がサクラに引きずられ「緑色」と回答する傾向が見られた。少数派が確信に満ちた態度で一貫した主張をしている時や、主張が論理的であるときなどに、少数派からの影響を受けやすいと考えられている。

少数派の意見が浸透していくことをマイノリティ・インフルエンスという。

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対人関係 印象形成  

印象形成 

我々は、他者に対して様々な印象を抱いている。その印象はどのように形成されて行くのであろうか。アッシュは以下のような実験を行いその過程を調べた。

アッシュはある人物の性格を記述したものだとして、二種類のカードを用意した。Aカードには「聡明な・・・温かな・・・用心深い人」と書かれており、Bカードには「聡明な・・・冷たい・・・用心深い人」と書かれていた。そして、それぞれのカードから受ける人物の印象を測定した。
その結果、「温かな」と「冷たい」以外は同じ形容詞が書かれていたにも関わらず、Aカードの方が印象が良いとする結果を得た。

この結果から、アッシュは、重要な情報、先述の例でいえば「温かな」と「冷たい」といった中心特性を核としてゲシュタルトを形成することで、印象形成が行われたのではないかと考えた。

このように、我々は全体的な様子から総合的に印象形成するのではなく、ある中心的な特性を核として、その他の特性を繋ぎ合わせることで印象形成している可能性がある。その時、核となる特性の在り方に印象の持ち方は大きく変わってくるのである。

だが、印象形成の際、様々なバイアスがかかりやすいことも知られている。代表的なバイアスとしてハロー効果寛大効果威光効果などが挙げられる。
ハロー効果

 ハロー効果とは、印象形成の際に生じるバイアスの一つであり、ある特性が優れていると、本来、関係の無い他の特性も優れているように知覚してしまう現象である。光背効果ともいわれる。例えば、顔の可愛い子は性格もいいだろうと考えるなら、それはハロー効果によるものだと言えうる。

寛大効果

 寛大効果とは、好ましい特性はことさら好ましく、好ましくない特性はそれほど悪く解釈されないといった、印象形成の際に生じるバイアスの一つである。寛大効果が生じると、実際よりも好意的に評価される可能性がある。

威光効果

 威光効果とは、同じことをやるにしても有名人など社会的影響力や権威を持っている人がやる方が、効果があることをいう。例えば、喫煙に関する勧告を知人がするよりも医師がする方が影響力は高くなる。

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対人関係 人格推論 

人格推論

我々は、他者についてすべての情報を手にできるわけではない。そのため、限られた情報から「その人となり」を判断する必要がある。その際、行われるのが人格推論である。人格推論の理論には代表的なものとして暗黙の人格理論論理的過誤が挙げられる。
暗黙の人格理論

 暗黙の人格理論とは、人は個人的な暗黙の人格観に基づいて、他者の人格を推測しているとする理論である。ブルーナーにより提唱された。例えば、「あの人はナースだから優しいに違いない」と考えるといったものである。これは「ナースになるくらいだから優しいに決まっている」といった暗黙の人格観に基づくものだと考えられるが、実際は、優しい性格でなくてもナースにはなることはできるため、暗黙の人格観に基づく推論は必ずしも正しいとは限らない。

論理的過誤 

 論理的過誤とは、ある特性とある特性との結びつきから他者の人格を推論する過程に見られる錯誤である。ニューカムにより提唱された。例えば、「優しいからナースになる。したがって、ナースはみな優しい」といった一見論理的な推論過程を経る。だが、経験によって培われたものであるため、必ずしも一般化できず、正しい推論となるとは限らない。

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対人関係 対人魅力 

対人魅力

我々は、一体どういった人に魅力を感じるのであろうか。「魅力」そのものは時代背景の影響を色濃く受けるため(聖子ちゃんカットが魅力的な時代もあれば、ガングロが魅力的な時代もある)、社会心理学ではどのような時に他者に好意を抱きやすいかの研究が主になされている。対人魅力に関する代表的な理論には、近接性の要因単純接触効果がある。
近接性の要因

 近接性の要因とは、フェスティンガーよって提唱された対人魅力に関する理論である。他近接性の要因では、例えば、「席が近い子ほど、仲良し」といったように、物理的な距離が近ければ近いほど、その他者を魅力的に感じると考える。

単純接触効果

 単純接触効果とは、ザイアンスによって提唱された対人魅力に関する理論である。ザイアンスは近接性の要因でいう物理的距離ではなく、接触回数によって対人魅力は高まると考えた。つまり、繰り返し繰り返し会う人には、例え話したことがなくとも親近感がわき、魅力を感じるようになると考えるのである。単純接触効果は、人だけでなく特定の図形などの中性的な物に対しても生じ、また、閾値下の接触でも生じることが知られている。

その他、対人魅力を生じさせる要因として、類似性補完性報酬性などが挙げられる。
また、人は、あたかも自身の身体の延長線上に存在するかのような空間(パーソナル・スペース)を持つが、魅力を感じる人との間にはそのパーソナル・スペースが狭まる傾向があることも知られている。

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対人関係 対人状況 

対人状況

人は他者からの影響を強く受ける生き物である。その影響の在り方には様々な作用の仕方がある。ここでは、個人課題と集団課題を行う際に表れる他者からの影響がどのような心理的変化をもたらすかを概観する。

個人課題では、人は他者の存在により、その課題のパフォーマンスが上昇したり、あるいは逆に低下したりすることが知られている。パフォーマンスが向上する現象を社会的促進という。一方、遂行が低下する現象を社会的抑制という。
それでは、両現象の表れ方の違いは、一体どういった条件の違いによるものなのだろうか。

ザイアンス優勢反応という概念を用いてそのことを説明した。つまり、他者の存在によって喚起水準が高まると、その状況下での反応率の高い行動が促されると考えたのである。したがって、慣れた作業や容易な作業は「成功すること」が反応率の高い行動(優勢反応)であるためパフォーマンスが上昇する社会的促進が生じ、一方、不慣れな作業や困難な作業は「失敗すること」が優勢反応であるためパフォーマンスが低下する社会的抑制が生じるのである。


個人課題同様、集団課題でも他者の存在による影響を受ける。集団課題では一人当たりの作業量が、一人でやる時よりも低下する社会的手抜や、逆に向上する社会的補償が見られることが知られている。どちらの現象が現れるかは、その課題が個人にとって価値があるものか否かによって異なる。もし、価値の低い課題であれば、社会的手抜きが生じる。逆にもし、価値のある課題であれば、他者よりも真剣に課題に向き合うため、社会的補償が生じる。
なお、他者のメンバーが課題に対して手を抜いて取り組んでいることを何らかの形で知覚することによってその課題への動機づけが低下することをサッカー効果という。

以上説明した社会的促進・抑制、社会的手抜きは「個人課題か集団課題か」といった区分以外にも社会的インパクト理論によっても説明可能である。
社会的インパクト理論

 社会的インパクト理論とは、他者の存在と個人のパフォーマンスとの関係を総合的に検討した理論である。ラタネによって提唱された。ここで言うインパクトとは他者からの影響力を意味しており「観察者の勢力」「観察者からの距離」「観察者の人数」の三要因によって変わってくる。社会的インパクト理論によれば、社会的促進・抑制は多くの観察者からのインパクトが一人に向けられる時に生じ、社会的手抜きは一人の観察者が複数の人を観察することによりインパクトが分散するために生じるとされる。


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対人状況 援助 

援助

援助行動も他者の存在によって影響を受ける。そのことを示したのが傍観者効果である。
傍観者効果

 我々は一人でいる時には助けられたであろう人でも、他者がいると援助をためらってしまうことがある。このように他者の存在により援助行動が抑制されてしまう現象を傍観者効果という。ダーリーラタネにより提唱された。ダーリーらは30人以上の目撃者がいながら誰も助けることをせず、結局被害者が亡くなってしまったキティ・ジュノバース事件をきっかけに傍観者効果の研究を始めた。その結果、当初考えられていたような、都会に生きる人間の非情さや交流の希薄さに事件の原因があるわけではなく、皮肉にも目撃者が多くいたことが悲劇を招いた可能性を示唆した。傍観者効果が生じる要因として責任の分散多元的無知評価懸念などが挙げられる。

責任の分散
複数の他者が存在することにより、一人当たりの責任量が低下すること。

多元的無知
互いに思考や感情を把握し合えていないために生じる認知状態。オールポートによる。例えば、「わからない人は手を挙げてください」という問いに対し、自分はわからないから手を挙げたいが、恥ずかしいので挙げないままでいた。まわりを見渡すと誰も手を挙げない。その状況で「わからないのは私だけか」と‘皆’が考える、などといったこと。

評価懸念
うまく援助できなくて、そのことでかえって恥をかくことを恐れること。


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リーダーシップ リーダーシップの類型 

リーダーシップの類型

一体、どういった人物が優れたリーダーとなりうるのだろうか。
レヴィン民主型専制型放任型の三種のリーダー類型を想定し、最もメンバーの士気が高く生産性も高いのは民主型のリーダーであることを明らかにした。
しかし、以後の研究では特定のリーダーシップを持つ者が必ずしもいいリーダーとなるとは限らないことが明らかにされつつある。

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