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ケースワークの原則 

ケースワークの原則―援助関係を形成する技法ケースワークの原則―援助関係を形成する技法
(2006/03)
フェリックス・P. バイステック

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オススメ度 ★★★★☆

福祉学を勉強していて知らない人はいないというほど、「超」基本的図書。
バイステックの7原則と言えば、福祉領域ではあまりにも有名。

「生物-心理-社会モデル」が臨床現場で提唱される昨今、心理職を目指す人も最低限の福祉の知識は押さえておきたい。
今後、ケースワークの出来る(すくなくともその発想の出来る)心理職が求められてくると予想されるからである。

また、バイステックの7原則は、クライエント中心療法の提唱者であるロジャーズの発想と類似しているところもあるため、その意味でも心理系の学生が読んでも参考になる部分は多い。
個人的には、ロジャーズの提唱する3条件はあまりにも敷居が高すぎるような気がしているため、バイステックの7原則の方がより等身大で、より実践的である印象を受けるのでこちらの考え方の方が好み。
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カテゴリ: [その他オススメ図書]福祉系

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ソーシャルワーク 実践事例集 

ソーシャルワーク実践事例集ソーシャルワーク実践事例集
(2009/02/25)
澤 伊三男、 他

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オススメ度 ★★★★☆

「生物-心理-社会モデル」が臨床現場で浸透するにつれ、心理職は福祉職と協働していくこと、していけることが求められる。そのため、心理職も福祉職の仕事内容をある程度把握することが求められる。

本書は、その福祉職の生の活動を記した事例集であり、福祉職がどのようにクライエントと関わっているかが良く理解できる作りになっている。
本書を読んで、福祉職の活動内容や福祉学を学ぶとともに、「心理の立場からなら、このクライエントとどのように関わるだろうか?」と想像力をたくましくして読み進めていくことを強くオススメする。

カテゴリ: [その他オススメ図書]福祉系

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感覚統合Q&A 


感覚統合Q&A―子どもの理解と援助のために感覚統合Q&A―子どもの理解と援助のために
(1998/03)
佐藤 剛、 他

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オススメ度 ★★★★☆

早速ですが、「子供が扇風機や換気扇が回るのをずっとながめていますが、なぜこのようなことをするのでしょうか」と問われた時、あなたはどのように回答するでしょうか。

心理学を学んでいるなら、「自閉症児にありがちな行動ですが・・・」とまでならば回答することが出来るかもしれない。
しかし、それ以上の回答が出来る人は、はたしてどの程度いるだろうか。
上記した問に答えるためには、心理学ではなかなか語られることのない、固有受容覚・前庭覚といった神経系の知識が欠かせない。


本書で挙げられている感覚統合療法は主に作業療法士によって行われている、発達に支障をきたす子供に対し固有受容覚・前庭覚といった神経系の発達を遊びを介して促すことを目的に行われるセラピーの一つである。

感覚統合療法では、「子供は遊びを通じて神経を発達させ、社会性を獲得していく」と考えているようである。

遊びを通して子供の気持ちを理解し、それを言語化して伝え返すことで、子供の情緒に働きかけることも心理士として重要だが、感覚統合療法について知り、プレイセライーを行う際に「どのような遊びをすれば子供の発達を促せるか」「どのような目的を持って子供と遊ぶか」を明確にしておくことも同様に重要だと思われる。

今後、心理職が多職種と協働していくことが求められてくることを考えても、同じ対人援助職である作業療法士がどのようなことを行っているのかを知ることは重要であろう。

カテゴリ: [その他オススメ図書]福祉系

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施設心理士という仕事 


施設心理士という仕事―児童養護施設と児童虐待への心理的アプローチ施設心理士という仕事―児童養護施設と児童虐待への心理的アプローチ
(2012/05)
加藤 尚子

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オススメ度 ★★★★★

実父が亡くなったために、まさとくんは実父の弟夫婦のもとへ引き取られた。養父は「血のつながりは何よりも大事だ」とまさとくんを引き取ることに前向きであった。


しかし、養父・養母からのネグレクトが疑われ、まさとくんは児童養護施設に入所することとなってしまった。

入所数カ月を経たのち、まさとくんが「僕も家に帰りたい」と涙ながらに訴えた。

このことをきっかけに施設心理士と養父・養母とで話し合いがもたれた。

話し合いの結果、今はまだ家計も苦しく、下の子供がいるため今はまさとくんを育てるのが難しいものの、二人ともまさとくんを育てたい気持ちがあることが明らかとなった。

だが、養母は養父が「自分が面度見る」と言いながら、実際には「仕事が忙しい」と言い訳したり、休みの日になるとどこかに出かけたり、口ばっかりで何もしてこなかったことに憤りを感じていた。


そのため、心理士は、養母の一生懸命まさとくんを大変な中で育ててきていた苦労を労い、今後下の子の子育てが落ち着けばまさとくんと一緒に育てたい気持ちがあることを理解していることを伝え、養母の冷静さを取り戻した。


そして、養父にまさとくんを育てたいという気持を言葉にしてもらうように促した。

すると突然養父は大声をだした。

「……俺は殴ってないじゃないか!……まさとを見ているとなんだか腹が立ってくるんだよ。でも手は出さなかったじゃないか!」


実は、養父にはある辛い過去があり、必死でその記憶と戦っていたのである。
養父がどのような過去の記憶と戦っていたのか、その詳細は本書を読んで確認してほしい。


以上のような事例が本書にはいくつか挙げられている。
子どもとその家族の物語を、施設心理士をはじめ施設職員が一丸となって紡ぎだしていく過程は心揺さぶられる思いであった。

専門書読んで泣きそうになるなんてそうそうない…。現場はさぞや大きな葛藤の上で他職種が切磋琢磨し合いながら、時には反発し合いながら、でも、子どもの幸せをみんなが第一に考えながら自分たちに出来ることを精いっぱい責任を持ってやっておられるのでしょう。

児童福祉領域に関心のある方は勿論、コミュニティアプローチに興味のある方にも是非一読をお勧めします。良書です。

カテゴリ: [その他オススメ図書]福祉系

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