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異常心理学 異常心理学とは何か 

異常心理学とは何か

異常心理学とは、精神障害や社会病理、非社会的な症状などを心理学的側面から研究・考察する学問の一体系である。

異常心理学で扱う精神異常・精神障害・精神疾患・精神病は、厳密な定義によって分類することは極めて難しい。研究者によって適宜用いられているのが現状である。
あえて便宜的に分類すると以下のようになる。
精神異常
 平均値から大きく隔たっていること(ex 天才)
精神障害
 平均値からマイナスの方向へ隔たっていること(ex 精神遅滞)
精神疾患
 精神障害の中で、医学的介入が必要なもの
精神病
 精神疾患の中で、現実検討能力が低下しているもの

また、異常を定義する基準は、上記の統計的基準(平均値からの隔たり)以外にも以下のような基準による分類の仕方もある。
病理的基準
 病気を持っていることによるもの
社会的基準
 社会・文化によるもの
発達的基準
 発達速度によるもの(5歳になってもおねしょをし続ける、など)
適応的基準
 適応できているかそうでないか、あるいは、過剰に適応していないかどうかによるもの

このように異常心理学では、統計的基準を用いることがベースとしてあるが、その結果は他の様々な基準とも照らし合わせて評価される。
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異常心理学 クレペリンによる精神障害の分類 

クレペリンによる精神障害の分類

精神障害を分類する基準にはいくつかのものがある。
その一つが、クレペリンによるものである。クレペリンは精神障害を外因性・内因性・心因性によるものの3種に分類した。
Ⅰ、外因性精神障害
脳の直接的な障害によって起こる。
  ①器質性(脳そのものの異常、脳の委縮など)
  ②症状性(脳以外の臓器の異常によって2次的に起こる症状)
  ③中毒性(麻薬やシンナーなどの外からの物質によって脳に異常が生じる)

Ⅱ、内因性精神障害
現在でも原因不明だが、何らかの遺伝的素(負)因がある人にストレスが生じることが原因ではないかといわれている。
脆弱性-ストレスモデル
             
Ⅲ、心因性精神疾患
心理・社会的ストレスによって起こる。


後述するように、現在、DSMでは、この病因論は廃止されている。
しかしながら、病因論はその病の原因とともに経過の見通しや治療法に結びつきやすい分類であるため、現在でも多くの臨床家が慣用的な表現として用いている。

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異常心理学 カーンバーグによる精神障害の分類 

カーンバーグによる精神障害の分類

人格構造論の中でカーンバーグはクレペリンとは異なる視点から精神障害を分類した。
・精神病レベル・・・現実検討能力が失われている状態。
          
・境界性レベル・・・現実検討能力が不安定な状態。
          
・神経症レベル・・・現実検討能力は保たれている。

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異常心理学 DSMとICD 

DSMとICD

精神障害を診断する際の基準となる手引書で特に有名なのがDSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders )とICD(International Classification of Disease)の2つである。
DSM

 DSMとは、アメリカ精神医学会(APA)にとって作成された精神障害の分類と診断するための手引書である。DSMは曖昧になりがちな精神障害の概念の公共性を保ち、研究を促進させるために極めて詳細な分類の仕方がなされる。その特徴は①症候論的分類、②操作的診断基準、③多軸評定を採用した点である。これらにより、精神障害を複数の視点から分類し、診断が下せるようになっただけでなく、診断名が各専門家間で用いることが出来る、共通言語としての機能を担うようになった。ただし、一方で、病因論を廃止したことにより原因が分からず、診断が治療に直結しない。患者が何かを訴えても、それが診断基準の項目に合致しないものであった場合、その訴えが無視されてしまう可能性がある。などの短所がある。

症候論的分類:病因ではなく、表に現れる症状によって障害を分類する
操作的診断基準:特定の障害と診断するには、あらかじめ定められた症状が複数見られればならない、という基準
多軸評定:心理面・生物面・社会面など以下のような多元的な側面から精神障害を見る
1. 臨床的介入の対象となる障害  
2. 人格障害・精神遅滞      
3. 一般身体疾患   
4. 心理社会的及び環境的問題         
5. 機能の全体評定

人格障害や精神遅滞をⅡ軸に分類しているのは、劇的なⅠ軸の症状に目がとられⅡ軸の症状を見落とさないようにするためである。


一方、ICDとは、世界保健機構(WHO)が作成した疾病分類コードである。
国際的な疫学調査が目的であるため、発展途上国でも用いることが出来るように比較的簡便に作られている。

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神経症 神経症とは何か 

神経症とは何か

神経症は、心因によって生じる可逆的な障害であり、後遺症を残さない障害である。
カレンによって提唱された概念である。

DSM-Ⅲ以降、公共性を保つために神経症と言う用語は使用されなくなった。
それは、「神経症」という言葉は暗に精神分析の概念を彷彿させるものであることや、薬物療法の有効性が確かめられるにつれ、必ずしも無意識の概念で神経症を理解することが適切でないことが明らかとなったためである。

※とは言え、「神経症」という言葉には、そこに「心因性の病である」ということが含有されており、原因だけでなく経過の見通しや治療法に結びつけて考えやすいため、現在でも多くの臨床家が慣用的に「神経症」という言葉を用いている。


現在、神経症の概念は気分障害、不安障害、解離性障害、身体表現性障害へと再分類化されている。
このうち、解離性障害と身体表現性障害の中の転換性障害はかつてヒステリーと呼ばれていた症状に相当する。

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統合失調症 統合失調症とは何か 

統合失調症とは何か

統合失調症とは、代表的な精神病の一種であり、極めて多様な症状を呈する精神疾患である。
今もって原因不明の精神疾患であるが、ドーパミン(神経伝達物質の一種)の過剰分泌が発症に関係していると考えられている。発症のモデルとしては脆弱性‐ストレスモデルが想定されている。生涯発病率は0.85%(120人に一人)程度である。


精神科における入院患者の約6割が統合失調症患者であり、社会復帰などの福祉的支援が必要とされる精神疾患である。

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統合失調症 統合失調症の歴史 

統合失調症の歴史

統合失調症は、歴史的変遷を経て定義されるにいたった精神障害である。

もともとは、クレペリンが精神病の一つとして早発性痴呆の名で独立した疾患として分類したことから始まっている。
早発性痴呆は、それまで言われていたヘッカー破瓜病カールバウム緊張病パラノイアなどを包括化したものに、モレルが提唱した早発痴呆の障害単位を採用することによって使用されるにいたった概念である。

その後、ブロイラーが「精神的連合が何かの理由で分裂するとき、早発性痴呆の症状が生じる」とし、クレペリンの早発性痴呆の概念定義が必ずしも正確とはいえないという批判のもとSchizophrenieの概念を提唱した。

日本では、Schizophrenieを精神分裂病と訳していたが、「精神分裂病」という名称が、精神全体が分裂していて治らない病気のような印象を与え、人格の否定や差別や偏見を生み出しているのを是正するため、2002年に「統合失調症」へと名称を変更した。


一部参考
http://homepage3.nifty.com/mickeym/No.201_300/218tougou.html

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統合失調症 統合失調症の症状 

統合失調症の症状

統合失調症は、様々な症状を呈する。
その症状を大別すると陽性症状陰性症状の2種に分類することが出来る。

陽性症状

妄想
 (第3者が論理的に説得しても変わらない確信された信念)
幻覚(主に幻聴)
   対話性幻聴
 (話し声が聞こえる)
   機能性幻聴
 (車の音や水音など、ほかの音と呼応して声が聞こえる)
 ※統合失調症の症状ではないが幻聴には要素性幻聴(耳鳴りなど)と呼ばれるものもある。
思考障害  
   連合弛緩
 (話にまとまりがない)
   支離滅裂
 (話の内容がバラバラ)
 →規則性も関連性もない単語を羅列したような話し方からその話し方を“言葉のサラダ”と呼ぶ。
自我障害 
   思考奪取
 (思考が抜き取られる)
   思考伝播
 (思考が伝わって広まってしまう)
   思考吹入
 (人の思考が吹き込まれる)
   させられ体験
 (誰(何)かに体が勝手に動かされている)
緊張病性症状
   緊張病性興奮
 (制御できない衝動的な興奮)
   緊張病性昏迷
 (不自然な姿勢で蝋人形のように動かなくなり(カタレプシー)自発的行動が消失)

統合失調症の妄想は、その発生が心理学的にも理解不能な1次妄想であることが特徴である。1次妄想は以下のものがある。
妄想気分:漠然とした不気味な気分
 (例)世界没落体験
妄想着想:ふと奇妙な考えを持つ
 (例)自分は神だ
妄想知覚:知覚したものに対して奇妙な意味づけをする
 (例)あの人が転んだのは私を殺すための合図だ

※妄想の発生が心理学的に理解可能なものを2次妄想という。


陰性症状

情緒的引きこもり
 (無気力・無関心)
感情の平板化
 (感情を表に出さなくなる)
欲の欠如

上記した各々の症状がそれぞれ6ヶ月以上持続した時、統合失調症の診断基準となる。

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統合失調症 統合失調症の基本症状 

統合失調症の基本症状

シュナイダーは統合失調症の基本症状として8つのものを挙げ、それらを一級症状と呼んだ。シュナイダーは一級症状が見られると、統合失調症である可能性が高いと考えた。
シュナイダーの一級症状〕

① 考想化声(考えていることが口に出る)
② 話しかけと応答のかたちの幻聴
③ 自己の行為に随伴して口出しするかたちの幻聴
④ 身体への影響体験
⑤ 思考奪取やその他思考領域における影響体験
⑥ 考想伝播
⑦ 妄想知覚
⑧ 感情や欲動や意志の領域に現れるその他のさせられ体験

また、ブロイラーも統合失調症の基本症状として4つの症状が見られると考えた。それらの症状をブロイラーの4Aと言う。
〔ブロイラーの4A〕

① 連合弛緩(loss of association)
② 感情障害(affect disturbance)
③ 両価性(ambivalence)
④ 自閉性(autism)

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統合失調症 統合失調症の類型 

統合失調症の類型

統合失調症は主症状と経過の違いによって破瓜型緊張型妄想型の大きく3種に類型される。
また、それぞれの種類は好発年齢に違いが見られる。
統合失調症 類型
寛解:再発のリスクはあるものの、症状は落ち着いている状態。しかし、薬を使って抑えているので、根本的には解決していない。

統合失調症は発症の年齢が幼ければ幼いほど予後(発症後の経過)が悪い。
なお、統合失調症の人と話していると見舞われる、何とも言えないぎこちなさの感覚のことをプレコックス感と言う。
そのプレコックス感を体験するための方法として、統合失調症者が描いた絵を見るのも一つの手かもしれない。
以下にその例を示す。

ただし、人によってはかなりの違和感があるため、閲覧には注意していただきたい。特に二つ目。自己責任でお願いします。
http://livedoor.2.blogimg.jp/blv42/imgs/9/4/9466d63c.jpg
http://livedoor.2.blogimg.jp/blv42/imgs/d/6/d6ed33de.jpg

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