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コミュニティ心理学 コミュニティ心理学とは何か 

コミュニティ心理学とは何か

コミュニティ心理学とは、コミュニティのニーズに応じて心理臨床援助のサービスを提供する実学である。人と環境との適合を図るため、問題を抱える個人および環境へも働きかけ、理論武装により社会変革を促し、心理社会的の問題の発生予防を目指す。

コミュニティ心理学は、近年特に注目を集めており、それに呼応するように大学院入試でもコミュニティ心理学関連の問題は増えてきている。
コミュニティ心理学は臨床心理学の3本柱の一つではあるが、独特の用語が多く、勉強していないと全く手が出せない。
 
他の受験生と差をつけるためにもコミュニティ心理学はきちんと学んでおくことをお勧めする。

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カテゴリ: [心理学]コミュニティ心理学

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コミュニティ心理学 コミュニティ心理学の考え方 

コミュニティ心理学の考え方

飼い始めて3年になるペットの犬がいる。
その犬は今まで夜中に吠えることは一切なく、静かに犬小屋で眠ることが出来ていた。

しかしある日、夜中に犬小屋へ行くとその犬は吠え続けるようになった。

心配になった飼い主はその犬を獣医に診せた。ところが、特に異常はないという。
飼い主は餌が悪いのかと思い餌を変えてみた。それでも結果は変わらなかった。
運動不足だろうかと、散歩の時間を増やしてみたが、それでも駄目だった。

犬に対して出来ることはすべてやりつくした。万策尽きたかと思われた。


そんな時、ふとした思いつきから「ダメでもともと」くらいの気持ちで犬小屋を大きくしてみることにした。

すると、どうだろう。その時から犬は全く吠えなくなったのである。
実は3年の成長により、犬小屋がその犬の体型に合わなくなっていたのだ。




このように、コミュニティ心理学では、その個体(上記の例でいえば犬)だけでなく、その個体を取り巻く環境(上記の例でいえば犬小屋)との相互作用にも目を向けていく。
いくら個体が健康そのものであったとしても、その個体が暮らす環境との相互作用に支障があると、個体の生活の質は大きく低下するのである。

コミュニティ心理学では「カウンセリングルームで症状が良くなっても、クライエントが帰る環境がそのままだとまたいずれ同じことを繰り返す可能性が高い」と考える。
環境を変えていくことも同じくらいに目を向けていかなければならない。

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コミュニティ心理学 コミュニティ心理学史 

コミュニティ心理学の歴史

コミュニティ心理学の誕生は歴史上大きな3つの出来事が関わっている。一つが戦争であり、一つが効果研究の結果であり、一つがアメリカで制定された法律である。

コミュニティ心理学誕生の歴史

①第二次世界大戦からの帰還兵の多くが精神障害を患呈していた(PTSDなど)。だが、従来の心理臨床の在り方は、一対一の面接・援助を得意としており、臨床心理士の数が不足する事態が生じた。

②上記に加えて、アイゼンクが個人レベルでの心理療法には効果が見られないとする効果研究結果を発表した。この報告を受けて、臨床心理学への疑問が生じ、臨床心理士のアイデンティティの危機が訪れた。

③当時(1950年代)、精神科病院に入院している患者の処遇は基本的人権が満たされないほど劣悪なものであった。そのことを憂慮したケネディ大統領が地域精神保健センター法を成立させ、地域ケアが勧められた。それをうけ、従来の個人の内面に焦点を当てた臨床心理学とは異なるアプローチが求められるようになった。


以上のような時代背景をうけて、ボストン会議(1965年)が開かれ、コミュニティ心理学が誕生することとなった。


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コミュニティ心理学 特徴 

特徴

コミュニティ心理学は独特の用語が多いということは先に述べた通りである。
ここでは、臨床心理学とコミュニティ心理学を比較することで両者の差異を明確にしていくこととする(表1)。

コミュニティ特徴


このようにコミュニティ心理学では、常に個人と環境の相互作用を念頭に置いた関わりをする。そのため、従来のように個人に対してのみアセスメントすればよいのではなく、個人を取り巻く環境をも含めて全体的にアセスメントし、人を社会的文脈の中で理解する必要がある。このようなアセスメントの方法を生態学的アセスメントという。

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コミュニティ心理学 予防その1 

予防その1

コミュニティ心理学では、治療的側面よりも予防を重視する。
キャプランは予防を以下の3種から成るものとして定義した。


◆予防の3タイプ
 
キャプランは「予防」を以下の3タイプに分類した
第一次予防
 発生予防のことである。広く啓発活動を行ったり、「憩いの場」などといったコミュニケ-ションが取れる場を開拓していく。

第二次予防
 重篤化予防のことである。問題がすでに発生していてもそれ以上深刻化する前に介入し、問題を最小限に抑えることを目指す。そのために早期発見・早期対応が目指される。定期健診などが第二次予防にあたる。

第三次予防  
 再発予防のことである。そのため、リハビリテーションを行うことや、もと居たコミュニティの変革・改善を目指す。

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コミュニティ心理学 予防その2 

予防その2

キャプランが公衆衛生の領域から予防を定義したのに対して、ゴードンは心理的障害に合わせて予防を定義した。
それは普遍的予防・選択的予防・指示的予防の3種である。


心理的障害に合わせた予防3種

普遍的予防
 すべての人々を対象とした予防

選択的予防
 特定の問題を発症するリスクが高いハイリスクな人々を対象とした予防

指示的予防
 すでに問題を抱えてしまった人々を対象とし、その人たちの問題が他の問題へと影響することを防ぐのを目標とした予防

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コミュニティ心理学 重要概念 

重要概念

上記「特徴」のところで述べた重要概念について、説明をしておく。

エンパワメント
 
 エンパワメントとは、社会的弱者やマイノリティとしてレッテルを貼られるなどの差別的な境遇を受けることによって無力な状態に陥っている者(達)に対して、自立し、自分らしい生きる力を高められるように支援すること、およびその過程である。無力な状態の原因は必ずしも本人側にあるとは言えず、むしろ差別的・抑圧的な環境側にあると言える。そのため、本人だけでなく環境側にも介入し環境の改善にも努めていく必要がある。

ストレングス視点

 ストレングス視点とは、障害や出来ないことに目を向けるのではなく、今持っていたり、今後伸びていったりしそうな能力やスキルに注目して援助を行っていくという視点である。

コミュニティ感覚

 コミュニティ感覚とは、肯定的な所属感を基盤とし、そのコミュニティに関わることを通してコミュニティの重要性を知覚でき、コミュニティのメンバー間のニーズを満たすことが可能であるとする信念のことである。コミュニティ感覚の高さは人生への満足感や主観的幸福感などとの高さと相関関係があることが知られている。コミュニティ心理学では、各個人がコミュニティに対してこの感覚をどのようにすれば築いていけるかを念頭におきながら個人やコミュニティに介入する。

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コミュニティ心理学 技法その1 

技法その1

コミュニティ心理学では、積極的にコミュニティへ出向いていくことが望まれる。それゆえ、その活動を支える独特な技法がいくつか存在する。中でも、コンサルテーションサポート・ネットワーキングアウトリーチ危機介入アドボカシーは代表的な技法である。

コンサルテーション

 コンサルテーションとは、2人の専門家(コンサルタント[心理学の専門家]・コンサルティ[心理学以外の専門家])の間の相互作用の1つの過程である。コンサルティの抱えているクライエントの精神衛生に関係した特定の問題を、コンサルティの仕事の中でより効果的に解決できるよう、コンサルタントが援助する。コンサルタントはクライエントに直接関わらない間接的な援助を行う。コンサルテーションの特徴は、コンサルティ・コンサルタントは専門性の異なるものの、対等な関係であり、一種、ビジネステイクな関係であると言うことである。コンサルテーションを行うことで、コンサルティが今後同様の問題が生じた際に、単独でも迅速かつ適切な対応ができるようエンパワメントすることが目的の一つである。


コンサルテーションの4タイプ

クライエント中心ケースコンサルテーション
 注意の焦点がクライエントに向けられたコンサルテーション。例えば、いじめ問題を抱えた教師とのコンサルテーションの場合に、いじめられている生徒やいじめている生徒にどういった心理状態にいるのかを話し合う、といったものである。

コンサルティ中心のケースコンサルテーション
 注意の焦点がコンサルティに向けられたコンサルテーション。例えば、いじめ問題を抱えた教師とのコンサルテーションの場合に、その教師が教師として「いじめ」をどのように考えているのかを話し合う、といったものである。

プログラム中心の管理的コンサルテーション
 注意の焦点が対応策に向けられたコンサルテーション。例えば、いじめ問題を抱えた教師とのコンサルテーションの場合に、いじめを解決・予防するために、いかなる対応策が必要になるのかを話し合う、といったものである。

コンサルティ中心の管理的コンサルテーション
 注意の焦点が「コンサルティがいかに解決策に参加していけるか」に向けられたコンサルテーション。例えば、いじめ問題を抱えた教師とのコンサルテーションの場合に、どうすればその教師が上手に解決策を実行できるかを話し合う、といったものである。

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コミュニティ心理学 技法その2 

技法その2

サポート・ネットワーキング

 サポート・ネットワーキングとは、コミュニティ間のつながりを強化し、社会資源を活用しやすくしていく取組である。社会資源を活用することによって得られるサポートをソーシャルサポートといい、情報的ソーシャルサポート情緒的ソーシャルサポート道具的ソーシャルサポートなどいくつかの種類が考えられている。


ソーシャルサポートの種類

情報的ソーシャルサポート
 有益な情報を提供することによってなされるソーシャルサポート。例えば、生活困窮者に対して生活保護システムについて説明するなど。

情緒的ソーシャルサポート
 心理的援助を提供することによってなされるソーシャルサポート。例えば、励ましや勇気づけなど。

道具的ソーシャルサポート
 不足している今必要な物資を提供することによってなされるソーシャルサポート。例えば、被災地に食料を提供するなど。


ソーシャルサポートにはその効果のあり方として2つの仮説が提唱されている。一つがストレス緩和効果仮説であり、もう一つが直接効果仮説である。前者は、ストレッサーの強い時のみソーシャルサポートは有益であると考え、後者はいかなるストレッサーにも有効であると考える。
これらの仮説はどちらが正しくどちらが間違いであるといったたぐいのものではなく、ストレッサーの種類、ソーシャルサポートの捉え方などによって異なってくる。

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コミュニティ心理学 技法その3 

技法その3

アウトリーチ

 アウトリーチとは、援助者自らがコミュニティに赴いていくことである。中には、援助を必要としながらも、そのことを認識していなかったり、援助を受ける方法をしらなかったりと、潜在的なニーズを抱えている人がいる。そのため、アウトリーチを行うことによって、被援助者のニーズを専門家などのサービスに結び付けていくことが重要となるのである。


危機介入
 
 危機介入とは、人災・天災など、あらゆる危機に遭遇し(難問発生状況)、今までの対処方略では解決することができないでいる時に、さらなる追い打ちをかけるような出来事(結実要因)が発生したことで、混乱し動揺している(危機状態)人や組織に対してタイミングよく適切な援助を施すことである。コミュニティ心理学における代表的な技法の一つである。危機は挑戦喪失脅威といった形で迫ってくる。危機介入では、危機状態以前の状態へできるだけ早く回復すること、またはよい状態へ導くことを目指して行われる。危機状態にいる時は、解決のための新しい対処法を求める動機づけが強まっており、援助を受け入れやすい状況にある。したがって、危機は乗り越え方によっては成長のチャンスにもなるのである。


アドボカシー

 アドボカシーとは、社会的弱者などの自立生活を支援するため、可能な限り本人の意思を尊重しながら、権利侵害を防止し、権利を擁護する活動である。例えば、成年後見制度はアドボカシーの一つの例である。

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